LIXIL潮田「南禅寺の謀」

「瀬戸だけはダメ」ばかりを連呼する老害経営者は知っているのか。潮田が「南禅寺から院政を敷く」とうそぶいていることを。

2019年7月号 BUSINESS [「老害経営者」は隠れ蓑]

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6月5日、LIXILグループが提案する6人の社外取締役候補が開いた記者会見は、その2日前に急遽開催が決まった。5月31日に開いた機関投資家向け説明会が散々だったからで、いわばリベンジマッチだった。「散々な説明会」に参加したのは、元ミネベアミツミ取締役専務執行役員の内堀民雄、元JVCケンウッド会長兼執行役員CEOの河原春郎、元大蔵省関税局長の竹内洋、ベネッセホールディングス副会長の福原賢一、コニカミノルタ取締役・取締役会議長の松崎正年、元リコー社長執行役員CEOの三浦善司の6人。これにLIXILグループのCOOである山梨広一が加わった。

「もう一花咲かせたい」人々が大集合

冒頭、山梨が説明会の趣旨を説明。その後、社外取締役候補の自己紹介が始まったが、これが醜い「俺は、俺は」のオンパレード。例えば河原は、元祖ハゲタカファンドで日本から撤退したリップルウッドの日本法人シニア・アドバイザーとして籍を置き、M& ………

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