86歳の老いの執念。米艦載機訓練地の仮契約を覆し、官邸相手に「言い値の200億円払え」。
2019年6月号 DEEP
官房長官と言えば、総理が外遊中も内閣の留守番役と決まっているが、菅義偉官房長官の5月9~12日の訪米は異例だった。ワシントンで9日にポンペオ国務長官、シャナハン国防長官代行、10日午前にペンス副大統領と会談、午後にニューヨークの国連本部で行われた拉致問題のシンポに出席したのである。何用あって米国へ? 衆院解散がらみで安倍訪朝へ地ならしとも、ポスト安倍の「令和おじさん」外交デビューとも憶測が乱れ飛んだ。菅自身、7日の会見で「拉致問題を含む北朝鮮問題を協議する」と述べており、どうしてもペンス副大統領に会いたいと、外務省の秋場剛男事務次官を米国大使館にねじこませたくらいだから、何度もミサイルを発射する北への対応が主であることは確かだろう。だが、それだけではない。平成が終わる4月、日本政府は米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)場の移転をめぐって大チョン ………
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