「令和おじさんの天領」と化す北海道

菅官房長官が道政に入れあげるのにはワケがある。傀儡知事の誕生は、自らを首相候補に押し上げるから。

2019年6月号 POLITICS

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「この島はもう、令和おじさんの天領ってことでいいんじゃないか(笑)」。統一地方選の直後、札幌の有力経営者が口走った。一斉実施された11道府県知事選で、北海道は唯一の与野党ガチンコ対決だった。結果、全国最年少の知事が誕生したこと、その後見人が官房長官の菅義偉だったということは、国内政治をウオッチしている方なら聞き及んでいるかも知れない。菅が陰に陽に、新知事となった前夕張市長の鈴木直道(38)を支えたのは「法政大同窓の交誼(こうぎ)」というのが通説。しかし、史上最長となる6年5カ月もの間、政権ナンバー2に君臨し、次の宰相を狙おうかという人物である。後輩への贔屓や寵愛といった甘っちょろい理由で、ずいと身を乗り出すだろうか。真の解を探るべく、今回の道知事選を振り返ってみたい。

創価学会副会長に根回し

自民党、公明党が推薦した鈴木が162万票を獲得し、立憲民主、国民民主、自由、 ………

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