米中「対立の主戦場」は台湾へ

ロシア疑惑が不発で中国の引き延ばし工作は裏目に出た。争いは貿易から軍事に移る。

2019年5月号 GLOBAL

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「かつてなく大きなディールになる。実現する可能性はとても高い」。4月4日、米大統領のドナルド・トランプは、閣僚級の米中貿易協議のため訪米した中国副首相の劉鶴とホワイトハウスで会談。その冒頭で記者団に、協議の進展について楽観的見通しを語った。トランプはまた、大筋合意の成立後に中国の最高指導者の習近平(国家主席兼共産党総書記)と首脳会談を行う意向を改めて示し、時期について「今後4週間で分かるだろう」と述べた。だが、これらの言葉を額面通りに受け取る向きは多くない。昨年来の交渉過程でトランプはたびたび楽観論を口にしたが、実際には最終合意がずるずると延び続けているからだ。

貿易「合意のカギ」は米側に

ワシントンで4月3日から5日まで行われた米中協議は、閣僚級に限っても今年に入って既に5回目。その前週の3月28日から29日にかけては、米通商代表部(USTR)代表のロバート・ライトハイザーと ………

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