「曙破綻」トヨタ管理の甘さ露呈

社長が独裁者で情報が取れなかった。系列部品メーカーの会「協豊会」の会長会社だったのに沈没後は冷たい反応。

2019年5月号 BUSINESS [ケイレツの今]

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東京海上ホールディングス、住友化学、三菱商事、東レ、セブン&アイホールディングスなど日本の有名企業に社外取締役として名を連ねてきたのが、一橋大学名誉教授で会計学者の伊藤邦雄氏だ。伊藤氏は3年前、当時、絶大な権力を誇ったセブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長が井阪隆一社長を強引に更迭しようとした役員人事に異を唱え、逆に鈴木氏を退陣に追い込んだことでも知られ、「ミスター社外取締役」の異名を持つ。「伊藤先生が自ら経歴を紹介する時に、社外取締役を兼任する企業で、唯一名前を伏せたがるのがうちの会社です」。こう語るのは、自動車部品大手、曙ブレーキ工業の関係者だ。伊藤氏が経歴を隠したがるのには理由がある。信元久隆社長が敷いた強固な独裁体制によって、経営状況がボロボロなのに何を意見しても通らないからだ。その曙ブレーキ工業が2019年1月29日、私的整理の一 ………

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