レオパレス創業者「深山祐助」こそ元凶

小屋裏の界壁なしの違法建築を量産した張本人は、同じビジネスモデルの別会社を作り、高みの見物。

2019年4月号 DEEP

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レオパレス21の建築基準法違反のアパートは、3千棟以上にのぼる恐れも出てきた。テレビ報道では深山英世社長の仏頂面が全国のお茶の間に放映され、「どうみても悪人」「反省の色なし」と物議を醸した。だが、違法建築物件が大量に供給されたとされる1996年から2001年の時期に経営の実権を握り、陣頭指揮を執っていたのは彼ではない。英世の叔父にあたるレオパレスの創業者、深山祐助だ。長崎県壱岐市の出身で、一代で東証一部上場企業を築き、強烈なカリスマ性で君臨していた。2月7日、同社は新たに1324棟で法令違反の疑いがあると公表した。1月に違反が認定された1895棟では約7700人に早期の引っ越しを促している。現在も施工不良の調査・補修は継続中で、今後どこまで違反物件が増えるかは未知数だ。一部では倒産危機、事件化も噂される同社。しかし、違法建築の指揮を執っていた祐助は、今は別会社を ………

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