ラポール破産の裏であの黒木正博が暗躍

2019年4月号 DEEP

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フラワーアレンジメントなどのインテリア商品を輸入販売していた「ラポール」(東京・港区)の東京地裁での破産手続きが注目を集めている。当初はよくある粉飾決算事件のひとつと思われていたが、破産管財人の調査により、背後で糸を引いていたのが有名金融ブローカーの黒木正博であることが判明、決算操作により調達した銀行融資の大部分にあたる13億円ものカネが周辺に流れたと指摘されているためだ。黒木といえば東証マザーズ上場第1号「リキッドオーディオ・ジャパン」の実質経営者で、1999年の株式公開時には天才起業家ともてはやされたが、弟分の大神田正文社長が同僚の拉致監禁容疑で逮捕され、市場調達資金の大半が闇に消えたという「マザーズ黒歴史」(兜町関係者)の主人公。大神田は東大工学部出身だったが反社系企業に在籍歴があり、その社長から借金を踏み倒していたことが後に発覚する。 ………

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