「原発覇権」に猛進する中国

今や日本を抜く世界第3位の原発大国。2050年には小型原子炉を含め320~360基に達する勢い。

2019年4月号 GLOBAL [日本は見る影なし]

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中国の原子力開発は核兵器から始まった。「両弾一星(原水爆、ミサイル、人工衛星)」の開発は建国以来の国是であり、東京オリンピック期間中の1964年10月16日、初めての原爆実験に成功、67年6月17日には水爆実験に成功した。一方、「発電」という名の「平和利用」が本格的に始まったのは78年の「改革開放」以降のことである。83年、フランスとの間で中仏原子力協定を締結したのを皮切りに、英国、ドイツと原子力協定を結び、84年にはIAEAに加盟した。「科学万博つくば’85 」が開かれた85年には日本とも日中原子力協定を締結した。中国初の原発は浙江省・秦山原発である。85年に建設を開始した1号機(PWR/31万キロワット)の原子炉圧力容器を提供したのは三菱重工だ。当時原子力産業界では圧力容器の提供に懸念の声が少なくなかった。秦山で事故が起きれば、成長過程にある日本の原子力開発にも影響を ………

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