メッキが剥げた安倍の「お友達」根本厚労相

2019年3月号 POLITICS

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露呈したのはかつての「政策新人類」の限界か。それとも軽量級政治家の悲哀か――。「政治家は政策で勝負」をモットーに掲げる厚生労働相・根本匠が通常国会で集中砲火を浴びている。統計不正問題をめぐり、省の機能不全ぶりや自身の判断ミスが相次いだためだ。東大経卒の旧建設官僚。衆院福島2区選出で、当選回数は8回を数える。閣僚経験は復興担当相に次いで2度目、満を持して常設官庁の所管大臣となり、政治家として今が脂ののった時期だろう。にもかかわらず、よほどの政治通でもなければ名前も顔も思い出せないのは、政局の節目での立ち回りより、政策作りに重きを置く当人の志向によるところが大きい。「政策新人類と呼ばれ」「議員立法の根本匠」「政策請負人」……。立案に関わった法制度を細かに並べつつ、自身をこう称したHPプロフィールからは、凡百の政治家とは違うと言いたげな強い自負心が伝 ………

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