「キヤノンの老ライオン」晩節汚す御手洗会長

2019年3月号 BUSINESS

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キヤノンの御手洗冨士夫代表取締役会長・CEOに賞味期限が迫っている。1995年の社長就任から23年間、ワンマン体制を敷いてきたが、今期の業績予想は減収減益。2020年(12月期)に売り上げ5兆円を達成し、花道を飾る目論見は絶望的だ。稼ぎ頭のカメラ市場の縮小スピードが予想以上に速く、前途に暗い影を落としている。時代の急変に83歳が立ち向かう姿は、心もとなく痛々しい。周りはイエスマンばかりだから、老害が懸念されるところだ。御手洗が経団連会長を務めた2010年頃までキヤノンは輝いていた。最初の社長在任中(95~06年)にデフレを克服し、売り上げを約2倍、営業利益を5倍近く伸ばした。モノづくりの徹底とキャッシュフロー重視の経営が噛み合い、エクセレントカンパニーへと躍進。もし8年前に経団連会長を退くと同時に完全引退していたら、後世まで名声を博しただろうが、そうはならなかった ………

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