パナ「自分探し」は時間切れ寸前

快刀乱麻を断てぬ津賀体制が長期化、総花経営は極まれり。屋台骨支える電池事業の異変が表面化、漂流は許されない。

2019年3月号 BUSINESS [漂流する100年企業]

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1時間弱のイベントが終わると、客席の一角でその様子を見ていたパナソニック幹部はげんなりした表情で会場から出てきた。今年1月初め、米ラスベガス。世界最大の家電見本市「CES」の開幕を翌日に控え、最新の製品やサービスを紹介する記者会見を同社が開いた直後のことだ。世界から20万人近くが集まるCESは、テクノロジー業界でもっとも注目度が高いイベントのひとつである。各社はメディアやアナリストの関心を引こうと、出し物を入念に用意する。パナソニックもそうだったはずだが、内容は社員さえも首をかしげるような代物だった。「今後重要になるのはプラットフォーム、外部との協業、そして一人ひとりに合わせるパーソナライゼーション」。執行役員で北米総代表のトーマス・ゲッパートは壇上で語り始めた。そこからは怒濤だった。映像技術での米ウォルト・ディズニーとの協業、デジタルカメラや有 ………

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