2019年2月号 DEEP [ディープ・インサイド]
夏の参院選の前哨戦となる4月の統一地方選を前に、国民民主党が賞味期限切れになりそうだ。有力労組幹部は「同盟系の地方議員の中に国民党の公認を返上して無所属で出る動きがある」と、眉を顰める。参院選比例区で民間労組中心の同盟系議員は国民党からの出馬を予定しているが、選挙を目前に控えた地方議員の間に「国民党公認は、むしろマイナス」との悲観が広がっているのだ。1%前後の政党支持率は冷酷極まる。地方選での連戦連敗が続く。12月の茨城県議選では東京電力労組が擁立した現職(当選3回)が落選。直近の首都圏選挙でも千葉県八千代市議選や東京都西東京市議選で党公認の現職が相次いで落選。一方、いずれの選挙区でも立憲民主党が議席を獲得し、明暗を分けた。統一地方選で公認返上が続出したら、参院選前に党の存在意義が消滅しかねない。ちなみに参院選比例区で候補者を立てる旧同盟系5 ………
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