2019年2月号 DEEP [ディープ・インサイド]
RIZAPグループの再建に、早くも暗雲が立ち込めている。瀬戸健社長は「87の子会社を売却や合併を通じて3~4割に減らす。1年もかけず実行する」と宣言したが、道のりは険しい。同社は昨年11月の第2四半期決算で「経営再建が遅れている企業・事業」として、ワンダーコーポレーション、ジャパンゲートウェイ、サンケイリビング新聞社、ぱどの4社と、タツミプランニングのメガソーラー事業を列挙した。中でも16年2月に25億円を投じて傘下に入れたタツミはハウスメーカーの有望株(「負ののれん」目当てで「爆買い」した子会社群とは異なる)。91年に横浜で創業されたタツミは木造建築・リフォーム工事を軸に業容を拡大させ、近年は太陽光発電事業にも進出。高気密・高断熱住宅「魔法びんハウス」と銘打ち、年間500棟の注文住宅を手がけてきた。買収直後の16年5月期決算では売上高100億円の大台を突破。17年2 ………
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