ソシャレ最大手maneoの最終章

「ファミリー」向けファンドが次々延滞やデフォルト。問題物件ばかりで悪あがきも限界。

2019年2月号 DEEP

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インターネットを介して個人投資家を中心に小口資金を募り、不動産開発などに投融資するソーシャルレンディング(ソシャレ)。フィンテックの期待の星だったが、この1年で様変わりし、最大手のmaneo(社長・瀧本憲治)で親密先が行き詰まる末期症状が現れた。maneoは自社グループ向けのほかに「maneoファミリー」と通称される親密な不動産会社など10社向けのローンファンドを募集している。投資家はmaneoのウェブサイトを通じて投資し、まとまった資金をmaneoマーケットが不動産会社に貸す仕組みで、08年の創業以来、1500億円超のローンファンドを組成してきた。しかし「細野裏金」5千万円の原資となった資金調達に関わった。証券取引等監視委員会は昨年7月、maneoファミリーの一角で、約200億円を集めていた再生可能エネルギー事業のグリーンインフラレンディング(社長・中久保正己)の杜撰な運用を指 ………

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