「陸のイージス」青天井に蠢く影

「空母」とともに中国が反発する中期防の目玉。トランプ「押し売り」を利権屋が奇貨とする。

2019年2月号 GLOBAL

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12月18日、安倍内閣は防衛計画大綱と中期防衛力整備計画(中期防)を閣議決定した。大綱では、これまで日本の安全保障の脅威は常に北朝鮮が筆頭だったが、今回は中国が「懸念」の一番目に“昇格”し、北朝鮮を二番目に下げたのが「画期的」とされている。政府内で密かに行われた軍事シミュレーションで、核を使用しない通常兵力でも、増強著しい人民解放軍に自衛隊が惨敗、米軍の救援まで保てないという衝撃的な結果が出て、仮想敵国ランクを変えたのだ。同日、中国外務省スポークスマンの華春瑩は会見で「中国の脅威を煽っている」と強く抗議した。とりわけ垂直離着陸が可能な米国製ステルス戦闘機F35Bを導入し、「いずも」型護衛艦2隻を「空母」に改修する方針を閣議了解したことが「専守防衛逸脱」と中国を刺激した。

前年の閣議決定を「追認」

F35は1機150億円といわれ、F4の後継機としてF35Aを42機配備中だが、改修困難なF15 ………

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