「社員見殺し」大成会長のツケ

リニア談合事件で強気貫く大成建設のワンマン会長。“安倍の威を借る狐”は風前の灯。

2019年2月号 BUSINESS

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東京地検特捜部が総工費約9兆円のリニア中央新幹線工事を巡る談合事件の強制捜査を始めたのは2017年12月8日。独占禁止法違反で摘発された大手ゼネコン4社のうち容疑を認めた大林組と清水建設には18年10月に罰金2億~1.8億円の判決が下ったが、否認を続ける大成建設と鹿島の裁判はこれから。大林と並ぶ「主犯格」とされた大成はワンマン会長の山内隆司(72)の下、徹底抗戦を続けてきたが、大林と清水の有罪確定で外堀を埋められ、強気の姿勢にも陰りが見え始めている。

政権との密な関係を誇示

18年12月17日、東京地裁はリニア談合事件で起訴された大成建設の元常務執行役員、大川孝(68)と鹿島の元専任部長、大沢一郎(61)の保釈を決定した。起訴内容を否認し続けた両被告の勾留期間は約9カ月。「否認の見せしめで勾留する検察のやり方も問題だが、“人質”を見殺しにするウチのトップも酷い。会社のために逮捕されても助け ………

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