「ゴーン事件」仏側は長期戦の構え

ルノー側はゴーン氏を会長職に留めて、長々とした司法論争に持ち込む作戦だ。

2019年1月号 DEEP

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ルノー会長で日産自動車の元会長カルロス・ゴーン氏逮捕のニュースが飛び込んできたのは、2018年11月19日パリ時間の朝9時。ルノーのティエリー・ボロレ最高執行責任者(COO)は東京出張のために車を運転して空港に向かっていた。ブリューノ・ルメール経済相は会議に出席するためにブリュッセルにいた。補佐官の一人は「まるで爆弾が落とされたみたいだ。こんなことは誰も予想もしていなかった」と当時記者団に漏らした。ルノー、日産、三菱自動車を統括する世界第2位の自動車連合に君臨してきたゴーン氏の逮捕(容疑は金融商品取引法違反)はフランスでは、ショック以外の何物でもなかった。ある金融関係者は「西川広人日産社長が記者会見の場で、師と仰いできたゴーン氏を激しく批判したのは驚きだ。あり得ない暴挙だ」と非難した。ゴーン氏は過去20年間フランスの経済界で敵も作ったが賞賛者も多かっ ………

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