「主賓」菅義偉に呉越同舟で額ずいた。モリ・カケの忖度は氷山の一角だった。一堂に会した権力の要人たちを見よ。
2019年1月号 POLITICS [「一強」政治にヒレ伏す]
ついに本誌が入手した。永田町・霞が関の政官界中枢に人脈を広げる謎の大樹総研会長、矢島義也が、2016年5月29日に開いた盛大な結婚披露宴の席次表である。招待状送付先の全リストも入手したが、当日まで出欠の出入りがあり、最終段階に近い写真から本ページ下段の表(肩書は祝宴当時のもの)を作成した。壮観と言うほかない。主賓は官房長官・菅義偉である。当時の経産相・林幹雄、遠藤利明・五輪担当相、馳浩・文科相、女性活躍担当相・加藤勝信ら閣僚、自民総務会長・二階俊博ら党要職が顔を揃えた。麻生太郎・財務相兼副総理もわざわざ「ビデオ出演」するほどだった。野党も野田佳彦元総理、細野豪志、山尾志桜里、安住淳ら錚々たる面々が参加した。合計すると国会議員は衆参60人ほどで、もはや一つの“党”である。新郎より主賓に額ずくように、霞が関からもエリート官僚が集まった。財務省、経産省 ………
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