「立憲と国民」再々編を拒む支持率と政治資金の捻れ

2018年12月号 POLITICS [インサイド]

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「新潟市長選で野党共闘の限界が改めて明らかになった」と溜息を突くのは立憲民主党の議員秘書。10月28日投開票の新潟市長選で保守分裂となったにもかかわらず、野党5党が支援した候補の得票数は、自民系候補2人の合計の半分にも満たない惨敗となった。来年夏の参院選を控え、地方選挙のたびに足並みが揃わない野党共闘より、野党再々編を望む声は根強い。ただ野党のベテラン議員は「政党支持率と政党助成金の捻れが、野党再々編への道のりを遠く、険しくしている」と漏らす。野党各党の政党支持率で独走状態にあるのは立憲民主党だ。結党直後の勢いはないが、10月のNHK世論調査で各党が3%以下に低迷する中、立憲民主は6%台を確保。枝野幸男代表は無所属の会の岡田克也代表が唱える「旧民進党再結集」の動きとは距離を置き「ゆるぎない野党第1党」を築く独自路線にこだわる。一方、支持率1%の国民民 ………

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