片山と桜田の出来の悪さは突出しているが、二階派の推薦閣僚である以上、安倍は更迭する気がない。なぜなのか?
2018年12月号 POLITICS [過去最低のポンコツ内閣]
利権の噂が絶えない有力議員が「疑惑のデパート・総合商社」にたとえられたことがあった。それに比べれば、片山さつき地方創生担当相が国会で追及されている不行状の数々は、どれもあまりにみみっちい。さしずめ「疑惑の雑貨屋」といったレベルで、聞いている方が「これでも国会議員か」と情けない気分になる。国税庁への口利き・100万円授受・参院通行証の不正貸与疑惑、『真実の議論』(!)など自著を宣伝する巨大看板の林立、パーティーにおける売名カレンダーの配布、秘書の入れ替わりが絶えないパワハラの噂……。直ちに閣僚辞任とはならなくても、こんな話題で国会審議が空費される存在自体が国難と言うべきだ。もう一人の問題大臣である桜田義孝五輪担当相は、明らかな能力不足による不適格性が呆れさせた。ありきたりな質疑でまともに答弁できない。通告された予算の数字を言えない、質問者の名 ………
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