反トランプは「青波」に逆効果

民主党の100%対決姿勢が中道派を怯えさせ、上院で予想外の跳ね返し。このままではトランプ再選を許す。

2018年12月号 GLOBAL [米中間選挙サプライズ]

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11月6日の米中間選挙は、上院で共和党が過半数を維持、下院は民主党が奪還する「ねじれ」の結果となった。出馬予定だった共和党候補はジレンマを抱えていた。「トランプ主義」を受け入れるべきか、保守共和党の伝統に沿って自由貿易を訴えて同盟国を安心させるべきか。今春の予備選では伝統的保守派の成績が芳しくなかったので、中間選挙では「トランプ派」を自任する候補の出馬が目立った。この6カ月間、専門家は民主党の青のシンボルカラーが議会を席巻する「青の大波(ブルーウェーブ)」を予想したが、この予想は外れ、しかも二重のサプライズがあった。「青の大波」は実際は小ぶりの飛沫で終わり、民主党は下院の過半数を制したものの、得票数で共和党を上回ったのは平均で7%と、選挙前の予想の10~15%に及ばなかった。

ワシントンは「冷たい内戦」に

民主党が下院を制したのは1994年から数えて3回目だが、上院では赤のシン ………

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