前門に虎、後門に狼を抱えた閉塞経営。買収したイタリアのペルマスティリーザの泥沼の底は深いと考えるべきだ。
2018年12月号 BUSINESS
本年10月22日、LIXILは建材子会社の中国企業への売却が対米外国投資委員会から承認されなかったとして、2019年3月期の業績予測を大幅に下方修正した。この建材子会社はイタリアのペルマスティリーザ社であり、LIXILは、昨年8月21日開催の取締役会において、ペルマスティリーザを中国のグランドランド社に譲渡することを決定し、同日付で株式譲渡契約書を締結していた。10月22日に公表された業績予測修正は、既発表の500億円の連結当期利益を15億円の連結当期利益まで485億円も減額修正するものとなっている。
LIXILは計画していたペルマスティリーザの売却が失敗して大いに落胆したであろうが、その内心は、少なからずほっとしたのではないか? なぜなら、ペルマスティリーザの売却失敗は220億円の減益要因にしかならないにもかかわらず、今回の利益の減額訂正は総額485億円にも上るからである。LIXI ………
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