「リポD」に辟易の大正製薬上原家

御曹司の「即位」に向けて初の早期退職。社員15%が会社を去る。医療用シフトが目的か。

2018年12月号 BUSINESS

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世間では何かと「皇太子」が話題になっているが、製薬業界の「皇太子」といえば大衆薬最大手、大正製薬ホールディングス(HD)副社長の上原茂だろう。来年にも父親で現社長の上原明の後を襲って社長に就任するとみられている。今夏に実施した創業以来初の早期退職募集は、茂の「即位」を見越した環境整備である。茂は現時点で売り上げの大半を占める発毛剤「リアップ」をはじめとした大衆薬ではなく、医師向けの医療用医薬品に重きを置く見通しだ。薬価切り下げの逆風が吹き、競合がひしめく中で、それでも医療用に踏み込もうとするのはなぜか。大正の看板商品といえば、栄養ドリンクの「リポビタンD」だろう。ケイン・コスギら筋骨隆々のタレントが、断崖絶壁で「ファイト!一発!」と叫ぶテレビCMを知らない人はいまい。最近では大谷翔平や三浦知良を起用して話題になった。

主力の大衆薬はじり貧

大衆薬と呼ばれる「一般 ………

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