IBM女帝にバフェット激怒

就任以来、売り上げは右肩下がり。なのに報酬は35億円。バフェットは愛想を尽かした。

2018年12月号 BUSINESS

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340億ドル(約3兆8千億円)という過去最高額を投じ「Linux(リナックス)」関連サービスなどを提供するレッドハットを買収する米IBM。主導したのは女性CEO(最高経営責任者)のバージニア・ロメッティだ。就任から6年間、売り上げを右肩下がりで落とし、空気を読まない高額報酬で有名投資家にも愛想を尽かされた。退任を求める声が高まる中で乾坤一擲の手を繰り出すが、すでに買収の費用対効果に疑問の声があがる。後任にはジーンズをはいた異質の人材の名前もあがるが、名門復活は遠い。

取締役ポストの「持ち合い」

2017年、ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイが、保有していたIBM株を大量に売却したというニュースが話題を呼んだ。バフェットが同時にアップル株を買ったことから、いよいよバフェットまで東海岸の伝統的な名門企業を見切り、アップルに代表されるシリコンバレーに資金を移し始めたと騒が ………

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