東大発ベンチャー「墜ちた偶像」テラ

主要取引先を創業者が実質経営。その弱みを抱えて上場維持の資金調達が金融屋の食い物に。

2018年11月号 DEEP

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「東京大学医科学研究所発バイオベンチャー」として産学の注目を浴びていたテラ(ジャスダック上場)が不正疑惑に揺れている。創業者社長の矢﨑雄一郎(9月に解職、取締役に降格)が持ち株を社内規則に反して大量売却し、正体不明のファンドにMSワラントを発行したことを理由として8月に四半期決算を延期。第三者委員会が突如設置され、株価が2日連続ストップ安になった。テラのビジネスは、免疫細胞である白血球の一部「樹状細胞」を利用した矢﨑開発の免疫療法を、提携先の医療機関に提供すること。上場時には東京大学エッジキャピタルが支援し、昨年7月には「投資レジェンド」との呼び声高い藤野英人のレオスキャピタルが10億円を投資した。矢﨑はまた経産省の「再生医療の実用化・産業化に関する研究会」の委員として、14年11月の再生医療新法の施行に尽力したと言われる。なのに暗転した。一体、何 ………

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