原田会長と男子部員6千人を送り込んだ沖縄知事選で大敗。しかも、公明党支持層の3割が造反するカタストロフ。
2018年11月号 POLITICS [「沖縄惨敗」に呆然自失]
創価学会「政治部長」の異名を持つ佐藤浩副会長は激怒した。「何やってんだ。地方議員から出直せ!」公明党の遠山清彦幹事長代理(参院2期・衆院4期)といえば、国際派の中堅ホープ。比例代表九州ブロック選出で、党沖縄方面本部長も務める。沖縄県知事選の間、ツイッターで野党候補の玉城デニー氏陣営を攻撃する噂を精力的に発信、激しく炎上した。中には首相官邸から流された根拠の怪しい中傷も混じっていたようだ。「沖縄の心を理解しない本土の外人部隊が県民の選挙を引っかき回している」という反感を刺激したのだ。学会は全国の男子部員約6千人が、長い場合は30日以上も沖縄に張り付き、徹底的な票の掘り起こしを展開した。原田稔会長も現地入りする異例の総力態勢だったが、逆風は強まるばかり。焦る前線指揮官の佐藤氏が、無神経なツイッターに苛立ったのは無理もない。
結果は8万票差の大敗 ………
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