「関空閉鎖」台湾総領事自殺の無残

台風21号で関空に閉じ込められた中台旅客救出で袋叩き。両岸関係と国内政争の生贄になった。

2018年11月号 GLOBAL

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台湾の大阪総領事にあたる蘇啓誠・大阪弁事処処長(61)が9月14日、縊死した。台風21号で関西空港が閉鎖され、閉じ込められた台湾旅客への対応を責められたためだった。「実に誠実な人で、物腰も柔らかくて学究肌。日本の官民の多くから慕われていた人なのに……」(全国紙台北支局長)蘇は台湾中部嘉義の農家に生まれ、幼いころから野良仕事を手伝いながら苦学し大学に入り、大学院では日本語を専攻。大阪大学留学後の30歳を過ぎてから外交部に入省、7月に那覇から大阪弁事処処長に栄転したばかり。刻苦勉励の人だった。「日本語は外交部随一だった。実に惜しい人材を失った」 上司はその死を悼む。関空閉鎖がなぜ外交官の死につながってしまったのか、仔細に検証する必要がある。

ネット未確認情報が増幅

<9月4日>・台風21号が関西空港を直撃。・13時30分/タンカーが連絡橋に衝突。・15時/関空閉鎖。2600人以上の旅客が ………

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