門外不出 主要120雑誌の実売部数 10年で販売総額が半減!

「新潮45」廃刊は終わりの始まり。「週刊文春」も青息吐息。かつて隆盛を誇った女性誌は軒並み10万部割れの惨状。

2018年11月号 BUSINESS [一挙公開!主要雑誌の実売部数]

  • はてなブックマークに追加

「30年後には紙の新聞、本、雑誌はほぼ100%なくなる」――情報通信革命の旗手・孫正義氏は2010年にそう予言した。孫氏の予言に従えば、紙媒体に残された時間はわずか20年余り。実際、それを裏づけるように猛烈なスピードで雑誌の自壊と淘汰が進んでいる。本誌が入手した雑誌実売部数データを10年前、5年前と比較すると、雑誌の苦境は明らかだ。データをまとめたのは一般社団法人「日本ABC協会」(広告主の企業と広告代理店、新聞、雑誌社等で構成)。ABCデータの信頼性は極めて高いとされる。掲載した主要120誌中、07年から17年の10年間に実売が半分以下になった雑誌が33誌あり、このうち12誌が3分の1以下に激減している。部数増になっているのは黒マスで示したところだけだ。「雑誌の終わり」を象徴するのは、10年前は46万部を誇った女性ヤング誌の雄「CanCam」(85%減)や「ViVi」(74%減)などが10 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。