携帯5G「落伍レース」号砲

周回遅れの楽天かと思いきや、華為・ZTE依存のソフトバンクに「黒船」。ドコモも旧電電ファミリー頼れず。

2018年11月号 BUSINESS [超高速通信インフラ]

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司会がとんだチョンボをした。10月3日、総務省地下2階の講堂に、移動通信大手(MNO)4社のトップ級がずらりと顔をそろえた。有識者会議(主査・森川博之東京大学大学院教授)5人の前で、第5世代(5G)携帯電話の自社計画をプレゼンする公開ヒアリングの場である。シェア順にNTTドコモの吉沢和弘社長、KDDIの高橋誠社長、ソフトバンク(SBT、旧ソフトバンクモバイル)の宮内謙社長の3社長がプレゼンと質疑応答を終えたところで、司会が「これで各社のプレゼンが終わりましたので……」と楽天モバイルを忘れかけ、会場がざわつく。隣につつかれると、慌てて「真打ちのプレゼンをしてもらわないと」と取り繕った。これには有識者も苦笑い。楽天副社長の山田善久のプレゼンと質疑を終えると、委員の慶応大学の国領二郎教授が「今のお話が今日のクライマックスだと思いますが」と発言、会場が笑いに包まれた。

楽天は仮想化インフラに活路

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