六代目山口組が「切り崩し」

神戸山口組の中核団体山健組で内紛。それに乗じて一気に攻勢に出る可能性も。

2018年10月号 DEEP

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3年前、指定暴力団六代目山口組(本部神戸)から分裂した神戸山口組(本部淡路)系の幹部・組員が、六代目側へ相次いで復帰している。中には神戸の中核団体山健組(本部神戸)の幹部も。六代目が8月を復帰期限と表明したことで拍車が掛かり、神戸から離脱した任侠山口組(本部尼崎)は「ほぼ組ごと合流」という情報が駆け巡った。六代目はこの機に神戸山口組潰しに乗り出すとの見方も出ている。警察は幹部逮捕や事務所締め出し、資金源の捜査でより弱体化を狙い、情勢は風雲急を告げている。六代目山口組は15年8月、若頭補佐だった井上邦雄・山健組組長ら直系組長13人が神戸山口組を結成し、分裂した。関係者は「司忍六代目組長の出身母体、弘道会(本部名古屋)が主導する山口組の運営への反発が離脱の理由だが、勢力拡大を続ける新興の弘道会と、渡辺芳則五代目組長を輩出するなど本流意識が強い山健 ………

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