会計スキャン RIZAPグループ

当期利益の大半を「負ののれん」が占める損失先送り経営

2018年10月号 BUSINESS

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RIZAPグループ(以下ライザップ)は、減量ジム運営を中核とする美容・健康関連事業を行っており、別に国際的な事業を展開しているわけでもないのに、2016年3月期以降、その会計基準を日本基準から国際会計基準に変更している。また、ライザップは、何かに憑かれた様に、本業に関連性の薄い種々雑多な企業を次々と買収している。ライザップが買収した企業には、イデアインターナショナル(東証JQ)、SDエンターテイメント(東証JQ)、夢展望(東証マザーズ)、HAPiNS(東証JQ)、マルコ(東証2部)、ジーンズメイト(東証1部)、ぱど(東証JQ)、堀田丸正(東証2部)、ワンダーコーポレーション(東証JQ)の上場9子会社がある。

公正な時価より安く買えたから収益

ライザップの企業買収で特徴的なのは、通常の企業買収では「のれん」が資産計上されることが一般的であるところ、「負ののれん」が頻繁に利益計上されていることにある。ラ ………

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