企業の逆選別始める監査法人

リスクのある企業を避け始めた。問題があるならそう「意見」すれば済むはずだが。

2018年10月号 BUSINESS

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国内上場会社の会計監査人の異動は1、2年前より少なくなったが、3年前より多い||。7月に公表された金融庁の公認会計士・監査審査会作成の報告書「平成30(2018)年版モニタリングレポート」はこんな言い回しで、監査法人を代える上場企業がいまだに多い、と指摘した。近年、監査法人と上場企業が、監査報酬や会計の仕方をめぐって対立するケースが増えているが、依然としてその状況が続いているようだ。レポートによると、上場企業で監査法人が交代したのは、16年6月期(15年7月1日~16年6月30日)は134社、17年6月期も134社で同数だったが、18年6月期は116社と前年より20社近く減った。監査法人を代えた理由の第1位は「監査報酬(を巡る対立)」で全理由74件のうち28件と3分の1近くを占めた。「監査報酬」は前年度も交代理由の1位だった。

「契約解除」を仕向ける

交代数は、15年6月期以前の3期はいずれも100社前後で落ち ………

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