サマータイムが暴く「IT黒事情」

多重下請け下位のシステムインテグレーターは既に疲労困憊。さらなる丸投げは無理。

2018年10月号 BUSINESS

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猛暑が続いた今夏、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長が、大会期間中の暑さ対策の一環として時計を2時間早める「サマータイム」の導入を安倍晋三首相に要請した。それを受け、安倍首相は、自民党で議論するようにという考えを示したという。大会まで2年を切るタイミングで無理筋以外のなにものでもない。実現可能性や導入の是非はさておき、この騒動で日本IT業界のガラパゴス事情やITエンジニアの就労環境を取り巻く課題が浮き彫りになったのは間違いない。ネット上では多くのITエンジニアは「サマータイム導入に反対」で一致しているようにみえる。実際、この取材で話を聞いたエンジニアたちは、口を揃えて「冗談じゃない」「2年で実施は不可能」と色をなす。中堅技術者は「オンラインバンキングやサプライチェーンの発達でシステム同士の連携が進んだ現在、膨大なコス ………

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