アップル対中国低姿勢「台湾旗」でも首尾一貫

2018年9月号 GLOBAL

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中国と台湾の緊張関係は、米粒のように小さく表示されるiPhoneの絵文字にも暗い影を落としている。使用する「地域」を中国に設定したiPhoneでは、台湾旗の絵文字が消されている。台湾旗も含め万国旗の絵文字が追加されたのは2015年9月以降である。絵文字情報を紹介する「エモジペディア」によると、台湾旗に制限がかけられたのは17年の初頭以降だという。さらに、台湾旗の絵文字は、バグ騒ぎも引き起こしている。米メディア「WIRED」によると、アップルは、中国国内で使用されるiPhoneのOSに台湾旗の表示を制限するためのプログラムを加えていたが、それにバグがあった。中国以外のユーザーのiPhoneにも影響を与え、最悪の場合、台湾旗を含むメッセージを受け取った時点で使用中のアプリが強制終了するのだ。このバグを発見したのは、元米国安全保障局の職員のパトリック・ワードルだった。ワードルは、 ………

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