霞が関「異次元人事」の内幕

財務省は守り一辺倒。内閣府や農水省に「経産省内閣」色が強まる仰天人事は、菅・今井・杉田の合作だ。

2018年9月号 BUSINESS [攻める経産、守りの財務]

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官房長官の菅義偉「もしもし。今度の農水事務次官の人事だけどさ。どうよ?」内閣官房参与の飯島勲「いや、驚きました。ひとまず官房付で戻して、ワンクッション置いてからかな、と思っていたもんで」7月下旬。霞が関各府省の幹部人事が、首相官邸の人事検討会議で承認されて続々と内示されていた。同会議を主宰する菅が会心の作と誇ったのは新農水次官の末松広行(昭和58年農水省入省)。経済産業省の産業技術環境局長への出向から、いきなり古巣のトップに戻す異次元の采配だった。菅が飯島の携帯を鳴らしたのは、末松が小泉純一郎内閣の「官邸特命参事官チーム」にいた経歴を知るからだ。当時の末松は、小泉や首席首相秘書官の飯島の意向を汲み、国内農業を市場開放の外圧から守るばかりの農水省を説得。農産物の輸出促進などに腰を上げさせようと奔走した。生物由来の再生エネルギーであるバイオマ ………

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