大樹総研のイモヅルは札付き揃い

お里が知れる。「細野裏金」で浮かんだタニマチ矢島の周辺は、ぞろぞろ怪しい企業ばかり。

2018年9月号 BUSINESS

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旧民主党のホープだった細野豪志衆議院議員が昨年秋、5千万円の「裏金」貸付を受けた一件で黒幕とされる大樹総研の矢島義也会長は、民主党政権時代に銀座のクラブで「財務大臣 野田佳彦」と書かれた名刺を飲み屋で配り歩く姿が目撃されている。この“クラブ活動”には財務官僚もお供していたという。矢島は関係が深い野田(元首相)が財務相に就任したのを契機として、金融当局とのパイプを築いていった。その人脈は安倍政権返り咲き後も続いている。矢島は週刊新潮18年8月9日号のインタビューで「俺はただ人の良いオヤジ」などと自称している。本人はそう思っているのかもしれないが、周囲の者は矢島の金融庁・政界人脈をアテに接近している。問題は、矢島の周囲に証券・金融不祥事を起こす面々が多いことである。デフォルトがほぼ確実視されているソーシャルレンディング「グリーンインフラレンディン ………

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