孫正義「毒皿」ファイナンス

親子上場でも苦しい資金調達。携帯5Gの設備投資を、華為・中国移動通信のベンダーファイナンスで賄う奇策浮上。

2018年9月号 BUSINESS [中国マネーが食指]

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「AI(人工知能)に私の頭の97%を専念させる」――8月6日、ソフトバンクグループ(SBG)の2018年4~6月決算発表で、孫正義会長兼社長が見せた1時間を超す独演会は、苦しくなるほど大風呂敷を広げる本領発揮。「群戦略」にAIを冠した「AI群戦略」の言葉だけ躍ってサプライズを欠き、直後の年初来高値が息切れしたのは、夏枯れ相場ばかりではない。恐らく孫の頭の97%は、AIでなく綱渡りの資金繰りで占められている。SBGの連結有利子負債は、6月末で13兆2060億円と、トヨタ自動車の19兆円に次ぐ国内第2位。これを支えるのが29.33%を保有する中国アリババ集団株。15兆円の評価額で有利子負債に見合うとはいえ、政策的にも売れない“死蔵”株だけに、キャッシュフローから言えば、有利子負債の圧縮が急務なのは火を見るより明らかだ。お荷物となっている米スプリントが4月29日、ドイツテレコム系のTモバイルと ………

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