「蜜月」中朝国境で制裁はや尻抜け

非核化は置き去り。経済協力を見越して国境が緩み、ヒトもモノも流れてザルと化すか。

2018年8月号 GLOBAL

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「親戚のオジさんに会いに行った甥っ子のように、リラックスしている印象だった」 6月12日にシンガポールで史上初の米朝首脳会談を行った北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、わずか1週間後の19~20日に中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。冒頭の発言は、正恩氏訪中の記録映像を見た北京の外交筋の感想だ。トランプ米大統領が3月9日に米朝首脳会談に応じる意向を示すと、正恩氏は同月下旬に電撃的に訪中。2012年に北朝鮮の最高指導者に就任してから初めて習氏と会談した。米朝首脳会談で主導権を握るため、中国という「後ろ盾」を確保したい正恩氏と、中国の頭越しに米朝間で話し合いが進むことを嫌う習氏の利害が一致したのだ。以来、正恩氏は「100日内に3度」(習氏)の訪中を重ね、北朝鮮の核・ミサイル開発で昨年まで冷え込んでいた中朝関係は急回復した。昨年には「図体はデカくても魂がなく ………

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