オリンパス株主総会で異例の低支持率。マイクロソフトCEOも切ったモノ言う株主の脅威。
2018年8月号 BUSINESS
6月26日午前10時、ヒルトン東京(東京都新宿区)の菊の間でオリンパスの株主総会が始まった。議案は、退任した社外取締役の後任と補欠監査役を決め、配当金を前期と同じ1株あたり28円とする程度。どうということのない議案ばかりだが、創業100周年を来年に控えてオリンパス経営陣はうまく乗り切れるのか、気を揉んでいたに違いない。その懸念は総会の11日前、株主に向けて示した「第150期定時株主総会議案に関する補足について」と題する説明文に表れていた。「定時株主総会の議案に関しまして、議決権行使助言会社から出されている意見について、改めて株主の皆様により正確にご理解いただくために……」で始まる説明文では、中国・深圳での贈賄疑惑について縷々陳弁している。
こんな説明文を株主に向けて発信しなければならなかったのは、疑惑を理由に議決権行使助言会社が第2号議案の取締役選任案に ………
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