「細野裏金」に蠢くmaneoと大樹

流行のソーシャルレンディングで集めた高利資金を、なんと政治家に賭けたワルの面々。

2018年8月号 BUSINESS

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7月6日、証券取引等監視委員会は、ソーシャルレンディング最大手maneoマーケット(社長・瀧本憲治)にファンド取得勧誘に係る虚偽表示(金融商品取引法117条1の2)があったとして、金融庁に行政処分するよう勧告した。ネットを通じサラリーマン投資家などから小口資金を募り、事業者に貸し付けて収益を原資に利回りを配当するソーシャルレンディング。maneoは自社のプラットフォームを介し様々な不動産事業への出資を勧誘し、今年6月末までに合計1300億円超を集めていた。監視委が問題視したのは再生可能エネルギー事業に特化したグリーンインフラレンディング(社長・中久保正己、以下GIL)である。16年10月の募集開始からmaneoを通じて集めた金は200億円。太陽光発電所事業を謳いながら、別の資金使途に使用していたことが「虚偽表示」にあたるとされた。

太陽光投資で自転車操業

昨年の総選挙の3日前に細野豪志元環境相が5 ………

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