日本維新がラブコール、国民民主が「ゆ党化」

2018年7月号 POLITICS

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民進党と旧希望の党が合流して5月7日に発足した国民民主党。両党の勢力を足し合わせれば100人規模の野党第1党になるはずが、民進の衆院議員や希望「チャーターメンバー」らが参加せず、立憲民主党の後塵を拝する60人強どまりの結果になった。「対決より解決」を掲げる国民の姿は、自民党とたびたび協調姿勢をとった55年体制下の旧民社党に重なる。旧社会党を彷彿とさせる大型の左派野党、それより小規模な右派野党が固定化する構図が復活し、政権交代はますます遠のいた。「世界の自由貿易体制を守るために、米国に対し対話だけではなく行動で示すべきだ」。5月30日、国会で1年半ぶりに開かれた党首討論は、国民共同代表の玉木雄一郎(49)にとって初の大舞台だった。国会を騒がせている学校法人森友学園・加計学園の両問題には一切触れず、持ち時間の15分をトランプ米大統領による関税強化やロシアとの ………

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