「米中暗闘」北の次は南シナ海

米朝首脳会談の結果に中国は安堵。だがトランプは習近平の時間稼ぎを許さない。

2018年7月号 GLOBAL

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6月12日午前9時(シンガポール時間)、史上初の米朝首脳会談が紆余曲折を経てついに実現した。会場となったシンガポール・セントーサ島のカペラホテルで、米大統領のドナルド・トランプと北朝鮮労働党委員長の金正恩は笑顔で握手を交わし、会談後に共同声明に署名した。それによれば両首脳は、北朝鮮が「完全な非核化」を約束する一方、米国が金正恩体制の安全を保証することで合意。しかし、65年の長きにわたり休戦状態にある朝鮮戦争を正式に終結させることには言及しなかった。さらに北朝鮮の核放棄の期限や検証方法、米国の経済制裁解除などの具体論には深く踏み込まず、継続協議とした。その意味で、今回の会談は「米朝対立の終わり」を世界にアピールする象徴的意義が大きく、合意が本当に実行されるかどうかはまだ予断を許さない。

台湾統一への影響を懸念

この結果に胸をなで下ろしたに違いないのが、中国の習近平国 ………

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