米「対ロ経済制裁」巻き添え続出

手助けすれば、米国人でなくても処罰。「ドル離れ」の副作用もおかまいなし。

2018年6月号 GLOBAL

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日本が全量輸入に依存するアルミ地金の国際市況は、米国財務省の意向に翻弄され4月いっぱい大きく乱高下した。米国の裁量次第で今後も価格が変動する可能性があり、市場には依然不透明感が漂っている。4月6日、米国がロシアのプーチン大統領に近い新興財閥の資本家7人と、その関連企業などを新たに経済制裁に加えると発表すると、通貨ルーブルおよびモスクワの株式市場は急落。なかでも大きな打撃を受けたのが、富豪オレグ・デリパスカ氏が率いるアルミ生産会社ルサールだった。中国を除くと世界最大手となる企業が国際供給網から突然締め出される格好となったため、アルミ相場は直後に11年8カ月ぶりの高値をつけ、1日当たりの価格変動幅は1988年以来最大になった。制裁を恐れて外国人役員は逃げ出し、ルサールはロシア政府に金融支援を要請しなければならなかった。

対象外の「ニッケル」も急騰

米国は4月23日になって取り急ぎ制 ………

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