南北和平「カヤの外」に苛立つ中国

板門店宣言から外されそう。トランプと金正恩に見透かされ、足下をすくわれた。

2018年6月号 GLOBAL

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6月12日にシンガポールでの開催が決まった米国と北朝鮮の史上初の首脳会談を控え、関係国の駆け引きが活発化している。台風の目である北朝鮮労働党委員長の金正恩は、4月27日に開かれた韓国大統領の文在寅との南北首脳会談で朝鮮半島の「完全な非核化」に意欲を示し、またも驚きを誘った。果たしてそれは本心なのか。あるいは気がころころ変わる米大統領のドナルド・トランプとの首脳会談を確実に開くための口車に過ぎないのか。金の真意は測れず、中国、ロシア、日本などを含めて関係国は想定外をも想定する複雑なシミュレーションを迫られている。

南北首脳会談翌日の威嚇

そんななか、苛立ちを隠せないのが中国だ。4月28日、韓国と中国が管轄権を争う東シナ海の暗礁、離於島(中国名・蘇岩礁)の周辺上空に設定された韓国の防空識別圏内に中国軍機1機が進入。韓国軍の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。中国は南北首 ………

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