「海老蔵マスク」DR.C医薬・岡崎社長の古傷

2018年6月号 BUSINESS

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スギ・ヒノキの花粉シーズンがようやくピークを終え、安堵している方も少なくないはず。目のかゆみ、止まらない鼻水など、花粉症を抑えるための目薬や飲み薬、点鼻薬など対策グッズが続々登場するなか、とりわけ注目を集めるマスクがある。その名も「花粉を水に変えるマスク」――。花粉内のタンパク質を、ハイドロ銀チタンによる光触媒機能が水や二酸化炭素などに分解するというもの。本格的な花粉シーズンに入った2月頃から、歌舞伎俳優の市川海老蔵出演のテレビCMをご覧になった方も少なくないはずだ。通勤電車内が、マスクをつけた眼光鋭い海老蔵の中吊り広告で埋め尽くされた時期もあった。「あれだけの広告を一気に出すには数億円では済まない」(広告代理店関係者)と評判を呼んだ一大キャンペーンを展開したのは、販売元のDR.C医薬(東京都新宿区)というベンチャー企業だ。それにしても花粉を水 ………

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