会計スキャン ソフトバンクグループ

ヤフー・アリババ株次第の「薄氷」経営

2018年6月号 連載

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ソフトバンクグループ(以下ソフトバンク)の2017年3月期の貸借対照表を兆円単位で要約して示すと次の通りである(表1)。ソフトバンクの連結財政状態計算書(連結貸借対照表)には、「のれん」4兆円と「無形資産」7兆円が資産計上されており、その合計11兆円は連結総資産25兆円の44%を占める。また、負債の中の最大項目は有利子負債の15兆円で、これが連結総負債20兆円の75%を占めている。企業会計は、このようにけたたましい貸借対照表の出現を想定していない。ここで、「のれん」と「無形資産」は第三者転売性のない会計上の疑似資産で、その対象事業の超過収益力を前提として資産性が認められることになっている。ソフトバンクが2017年3月末に計上する疑似資産の主なものは、13年7月の米国スプリント社の買収に際して計上された6兆円と、16年9月に英国アーム社の買収に際して計上された3兆円で、 ………

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