賞味期間切れ「孫マジック」

「スプリント」を手放し、グループが300年続く「群戦略」を喧伝するが、「有利子負債15兆円」の導火線に火。

2018年6月号 BUSINESS [忍び寄る財務危機]

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どうやら孫正義のシルクハットから白い鳩が飛び出してくることはなさそうだ。世界の金融市場にソフトバンクグループに対する懐疑が生まれている。日本ボーダフォン、日本テレコム、米携帯電話のスプリント、英半導体のARM。孫はあっと驚く兆円単位の買収で巨大企業を次々とシルクハットに放り込み、その上から「志」と呼ぶ水をかけた。帽子の中から「インターネット革命」という名の「白い鳩」が飛び出すはずだったが、待てど暮らせど鳩は出ず、シルクハットから水が漏れ始めた。高いチケットを買って観客席に座った投資家たちは落胆を隠さない。*「ソフトバンクグループはもはや通信会社ではない」5月8日、ブルームバーグの英文サイトにこんな記事が載った。通信事業者でなければ何なのか。「中国の海航集団(HNAグループ)のような投資グループ」に変質した、と報じている。HNAグループは傘下に海南 ………

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