党運営は枝野を主軸に長妻、福山、辻元、赤松が即断即決。「党全体の意見が反映されていない」と不満が漏れる。
2018年5月号 POLITICS
「永田町のくっついた、離れたに巻き込まれることなく筋を通す。国民の方を向いた、まっとうな政治を取り戻す」――。立憲民主党の枝野幸男代表は3月31日、民進党の大塚耕平代表が提案する旧民進勢力による新党結成の構想には応じないと明言した。街頭演説の会場となった名古屋市は大塚氏の地元。相手のお膝元に乗り込んで、古巣の民進党との決別と独自路線の堅持を改めて宣言した恰好だ。
合流構想を巡って迷走する民進党や希望の党を尻目に立憲民主党の躍進が続いている。報道各社による世論調査では立憲民主党の支持率はおおむね10%前後で安定。自民党の40%前後には遠く及ばないが、野党では民進や希望が1~2%台にあえぐ中で抜きん出た数字だ。国会議員の政治活動の足場を築く地方選でも、都市部を中心に着実に党勢を広げつつある。東京都町田市議選(投開票2月25日)や日野市議選(同2月18日)で ………
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