「おしゃべり車谷」東芝新会長に異名

就任会見で「男子の本懐」とは口だけ達者な彼らしいが、策士策に溺れる「黒歴史」がある。

2018年5月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

経営再建中の東芝は、またしても外部の人材に自らの命運を委ねることになった。経団連会長を務めた石坂泰三、土光敏夫らに続いて、メーンバンクである三井住友銀行出身の車谷暢昭(60)を招いたのである。車谷が東芝の会長兼CEOに内定した2月14日の記者会見は、そのセリフが笑わせた。いわく「大仕事を拝命することは一つの天命」、いわく「まさに男子の本懐」。口だけは達者な彼らしいが、人間としての器量は、とても石坂や土光に及ばない。車谷には、策士策に溺れる「黒歴史」があることを忘れてはならない。

「日興」を取り「大和」を失う

「おしゃべり車谷」――。彼は三井住友銀行内で、そう呼ばれてきた。MOF担など霞が関の省庁ロビイングを長くつかさどり、口は達者だが、銀行マンとしての実務経験は乏しい。そんな現場を知らない御殿女中が、東芝の最高経営責任者になったのである。三井住友内で車谷の「悪名」が轟くようにな ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。