ルポ「自動運転の聖地」シリコンバレー独り「不評買う」日本企業

世界中の技術者が興奮と熱狂に明け暮れる中、社内調整にばかり時間を費やす「人見知り集団」は今日もつまはじき。

2018年5月号 BUSINESS [破壊的技術への立ち向かい方]

  • はてなブックマークに追加

日本でもよく知られたアップルやグーグル、フェイスブックなどの本社がある米シリコンバレー。こうした企業の社員の中には、同じく「ベイエリア」にあるサンフランシスコから自家用車やバスで、1時間程度かけて通勤している人も多い。今年1月12日、その通勤バスが狙われた。アップル社員のチャーターバスが襲撃され、窓ガラスが割られたのだ。何者かが空気銃をバスに向けて撃ったと見られている。同16日にはグーグルの親会社であるアルファベットの通勤バスも同様に襲われた。けが人は出なかったという。この事件について、シリコンバレー在住30年以上で米国の永住権を持つ日本人がこう解説する。「好業績が続くIT企業が多く集積し、投資が盛んなうえ、地価高騰を見越して中国人が土地を買い漁っていることなどから、この地域は物価が全米一高いとされ、年収2千万円でも生活苦と言われる。バス襲撃事件 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。